「倫理法人会って、有名な人も入っているのかな」。そんな疑問を持って検索された方も、いらっしゃるかと思います。名前は耳にするけれど、実際にどんな人が集まっているのか分かりにくい。そんなお声もよく届きます。
先に、率直にお答えします。倫理法人会は、芸能人の名簿を公表するような会ではありません。中心にいるのは、全国に広がる中小企業の経営者です。ただし、最も著名な人物として創始者・丸山敏雄がいます。各地域には、実績を重ねた経営者も数多く在籍しています。
本記事で扱うのは、次の3点です。創始者の歩み、会に集う人々の実像、そして湯島倫理法人会で活躍する経営者たち。すべて確認できる事実にもとづいてご紹介します。「どんな人がいるのか」を知る手がかりになれば嬉しく思います。
倫理法人会は全国規模の経営者の会
一部の有名人ではなく、各地の中小企業経営者が支えています
会員企業数
広がる
法人会
出典:一般社団法人倫理研究所(2023年7月現在)
「倫理法人会に有名人はいる?」結論からお答えします
「有名人はいる?」への答えは、見る角度で変わります。
テレビでおなじみの著名人を探しているなら、その期待とは少し違うでしょう。倫理法人会は、知名度で人を集める会ではないからです。一方、優れた経営を実践する人という意味でなら、著名な実践者が数多く在籍します。肩書きや有名さではなく、よりよい生き方と経営を学びたいという志でつながる。それが、この会の基本的な姿です。まずは、この前提を共有させてください。
「有名人探し」の答え:芸能人リストではなく経営者の学びの会
結論として、倫理法人会は会員の有名人リストを売りにする組織ではありません。中心となるのは、地域で事業を営む中小企業の経営者です。そのため「誰々が会員です」と芸能人の名前が並ぶ場面を期待すると、少し肩透かしに感じるでしょう。
ただ、見方を変えると、ここには別の豊かさがあります。各地域で信頼を集める経営者が、業種を越えて学び合う。その事実こそ、この会の価値だと私たちは捉えています。華やかさより、誠実さ。そう言い換えてもよいかもしれません。
ただし著名な人物はいる――その筆頭が創始者・丸山敏雄
「著名な人物は本当にいないの」と問われれば、答えははっきりしています。倫理運動の創始者である丸山敏雄こそ、倫理法人会を語るうえで欠かせない最も著名な存在です。
その歩みを知ると、会の成り立ちがぐっと身近になります。次の章で、確認できる事実にもとづいて見ていきましょう。
倫理法人会で最も著名な人物:創始者・丸山敏雄
倫理法人会の源流をたどると、きまって一人の人物に行き着きます。
それが、創始者の丸山敏雄です。教育者から出発し、人が幸福に生きるための原理原則を「純粋倫理」として体系化した人物として知られる存在です。その生涯を、年表とともに見ていきましょう。
創始者・丸山敏雄の歩み
教育者・社会教育家としての丸山敏雄(1892〜1951)
丸山敏雄は、1892年に福岡県で生まれた教育者・社会教育家です。長年にわたる研究と実践を重ね、暮らしや仕事がうまくいくための法則を探求し続けました。その探求の結晶が「純粋倫理(くらしみち)」でした。
特徴は、その実践しやすさにあります。難しい理論ではなく、日々の生活の中で実行できる生活の法則として整理されました。だからこそ、専門家でなくても取り入れやすい。この平易さが、後の広がりを支える土台になったと言えるでしょう。
1945年の倫理運動創始と『万人幸福の栞』
丸山敏雄が倫理運動を創始したのは、1945年のことでした。そして1949年には、純粋倫理のエッセンスをまとめた『万人幸福の栞』を発行します。
この一冊は、今も会員が学びの拠りどころとする教材です。暮らしに直結した指針が、平易な言葉で記されています。発行から長い年月を経た今も読み継がれている点に、内容の普遍性がうかがえます。倫理法人会の歴史を語るうえで、外せない原点と言えるでしょう。
現在の倫理研究所を率いる丸山敏秋理事長
倫理法人会を運営するのは、一般社団法人倫理研究所です。現在この研究所の理事長を務めるのが、創始者の孫にあたる丸山敏秋氏で、1996年に理事長へ就任しました。
創始者の思想は、こうして世代を越えて受け継がれてきました。一人の教育者の探求が、やがて全国規模の経営者の学びへと育っていく。その歴史の厚みも、この会の魅力の一つです。倫理法人会の成り立ちは、倫理法人会とは?のページでも詳しくご紹介しています。
倫理法人会はどんな人が集まる会なのか
倫理法人会に集うのは、その大半が地域に根ざした中小企業の経営者です。全国規模で見ると、その広がりは想像以上に大きなものになっています。
視点を個人から全体へ広げると、会の性格がより立体的に見えてきます。一部の特別な人たちの集まりではなく、各地でまじめに事業を営む経営者の層の厚さこそが、この会の土台です。数字で見ると、その規模がよく分かります。まずは、客観的なデータから確かめてみましょう。
全国7万社超・47都道府県に広がる経営者の会
一般社団法人倫理研究所の公表によれば、会員企業数は全国7万4,606社にのぼります(2023年7月現在)。さらに、47都道府県すべてに、681ヶ所の市区単位の法人会が置かれています。
つまり、特定の地域だけの集まりではありません。北から南まで、それぞれの土地で経営者が早朝に集い、学びを重ねる。その総和が、この大きな数字に表れています。身近な街にも、きっと会場があるはずです。早起きという負担はありますが、その分だけ一日を気持ちよく始められると語る経営者も少なくありません。
全国的な著名人より「地域で信頼される経営者」の集まり
この規模を踏まえると、会の性格が見えてきます。倫理法人会は、一部の有名人によって成り立つ会ではありません。各地域で堅実に事業を営み、信頼を積み重ねてきた経営者の集まりです。
華やかな知名度はなくても、社員や取引先、家族から信頼される。そうした経営者こそ、この会の主役なのです。社員や家族にとっては、テレビの中の有名人よりずっと身近で大切な存在でしょう。「有名人はいる?」という問いの本当の答えは、案外このあたりにあるのではないでしょうか。
湯島倫理法人会で活躍する経営者たち
私たち湯島倫理法人会には、養豚農家の4代目から老舗寿司店の経営者まで、多様な業種の経営者が集まっています。モーニングセミナーに登壇したり、会員として活動したりしている方々です。
抽象的な話が続いたので、ここからは身近な例をご紹介します。いずれも各分野で歩みを重ねてこられた経営者で、詳しい体験談は各レポートからご覧いただけます。肩書きの大きさではなく、それぞれの歩みの確かさが伝わるはずです。多様な業種が同じ朝の場に集う様子も、あわせて感じていただけたらと思います。
湯島で学ぶ多様な業種の経営者たち
登壇・在籍する経営者の一例
農業
養豚農家4代目事業承継をテーマに登壇
飲食・老舗
大正創業の寿司店100年企業の経営哲学を講話
士業
社会保険労務士(会長)湯島倫理法人会を牽引
士業
税理士法人(歴代会長)地道な実践を大切に
100年企業や事業承継――登壇した経営者の体験談
たとえば、養豚農家の4代目として家業を継いだ宮治勇輔氏は、事業承継をテーマに登壇されました。その歩みはこちらのレポートでご紹介しています。
また、大正時代に創業した老舗・玉寿司を率いる中野里陽平氏も登壇者の一人です。100年企業に受け継がれてきた経営哲学を語ってくださいました。詳しくは中野里氏のレポートからどうぞ。業種も歴史もさまざまな経営者が、同じ朝の場で学び合う。そんな光景が、毎週月曜の朝に広がります。
湯島倫理法人会を支える会長・役員の経営者たち
会を支えるのも、現役の経営者です。湯島倫理法人会の会長を務める藤井真由美氏は、社会保険労務士として事務所を構えています。その歩みは会長インタビューでご覧いただけます。
歴代の会長にも、各分野の実践者が並びます。第9代会長を務めた今井良明氏のインタビューも、ぜひご一読ください。肩書きの華やかさよりも、地道な実践を大切にする。そんな経営者が、湯島の学びを形づくってきました。
なぜ経営者は倫理法人会で学ぶのか
著名・無名にかかわらず、多くの経営者が早朝の学びに足を運びます。
それはなぜなのでしょうか。倫理法人会で大切にされている学びの中身から、その理由を探ってみましょう。鍵になるのは、「聞く」だけでなく「実践する」という姿勢です。
経営者が倫理法人会で得る4つの学び
活力朝礼
挨拶と発声から社風を整える
職場の教養
毎朝一話を読み合う輪読の習慣
自己革新
「自分が変われば周囲が変わる」
仲間との出会い
孤独をやわらげる異業種の縁
活力朝礼と『職場の教養』による日々の実践
倫理法人会の学びは、講話を聞くだけでは終わりません。職場で実践してこそ、という考え方が根づいています。その代表が「活力朝礼」と『職場の教養』です。
『職場の教養』は、毎朝一話を読み合える朝礼用の冊子です。日々の小さな実践が、社風や人間関係を少しずつ整えていきます。理屈より実行を大切にする姿勢が、多くの経営者の心に響くのでしょう。
経営者の自己革新と、孤独をやわらげる仲間との出会い
もう一つの理由が、経営者自身の変化です。「自分が変われば周囲が変わる」という考え方を手がかりに、まず経営者が学び、自らを整えていきます。
そして、同じ志を持つ仲間との出会いも、大きな支えになります。経営の決断は孤独なものですが、本音で語り合える仲間がいれば、その重さは少しやわらぐでしょう。立場の異なる経営者の何気ない一言が、長く悩んでいた課題の糸口になる。そんな場面も珍しくありません。学びと仲間、その両方を求めて、経営者は朝の場に集うのだと感じています。
あなたも経営者の学びの場をのぞいてみませんか
ここまで読んで、倫理法人会の雰囲気が少し伝わったなら嬉しく思います。
とはいえ、いちばんよく分かるのは、実際に足を運ぶことです。湯島倫理法人会では、どなたでも気軽に参加できる機会をご用意しています。最後に、その入口をご案内します。
湯島で学ぶ2つの入口
朝が得意な方も、難しい方も
参加費無料・ゲスト参加歓迎
全国家電会館 1階(東京・湯島)
ドリンク代のみ・予約不要
U-cafe 上野御徒町
まずは気軽に、雰囲気を確かめてみてください
毎週月曜7時のモーニングセミナーにゲスト参加
中心となる学びの場が、毎週月曜日の朝7時から8時に開く「経営者モーニングセミナー」です。会員でなくてもゲスト参加でき、参加費は無料です。どんな人が集まり、どんな話がされているのか、ご自身の目で確かめてみてはいかがでしょうか。詳しくはモーニングセミナーのご案内をご覧ください。
朝が難しい方へ――湯島つながりラボという入口
「朝7時はさすがに早い」という方も、いらっしゃると思います。そんな方には、セミナー後に開く湯島つながりラボもあります。毎週月曜の9時30分から、近くのカフェを貸し切って開く、よりカジュアルな交流の場です。気負わず、まずは一歩を踏み出していただけたら嬉しく思います。
まとめ|倫理法人会の「有名人」の正体
「倫理法人会に有名人はいる?」という問いに、改めてお答えします。芸能人の名簿のようなものはありません。けれども最も著名な人物として創始者・丸山敏雄がいて、全国7万社を超える中小企業の経営者が学ぶ場でもあります。その数字の大きさは、ここでの学びが長く支持されてきた何よりの証だと言えるでしょう。
その実像は、地域で信頼を積み重ねる経営者の集まりです。華やかな知名度よりも、日々の誠実な実践を大切にする。湯島倫理法人会にも、業種も歩みもさまざまな経営者が集っています。もしご興味を持たれたら、ぜひ一度、朝の学びの場をのぞいてみてください。ご一緒に学べる日を、楽しみにしています。
よくある質問
Q. 倫理法人会に芸能人や有名な社長はいますか?
倫理法人会は会員の著名人リストを公表する会ではなく、中心は中小企業の経営者です。最も著名な人物といえば、純粋倫理を体系化した創始者・丸山敏雄が挙げられます。
Q. 創始者の丸山敏雄とはどんな人ですか?
1892年に生まれた教育者・社会教育家で、1945年に倫理運動を創始し、1949年に『万人幸福の栞』を発行した人物です。現在の倫理研究所は、孫の丸山敏秋氏が理事長を務めています。
Q. 有名な企業も倫理法人会に入っているのですか?
会員企業は全国で7万社を超え、業種も規模もさまざまです。特定の企業名を断定的にご紹介することは控えますが、地域で信頼される中小企業の経営者が数多く学んでいます。
Q. 会員になるには、有名である必要がありますか?
いいえ、その必要はありません。倫理法人会は肩書きや知名度を問わず、よりよい経営や生き方を学びたいという経営者であれば、どなたでも参加していただけます。
Q. 湯島倫理法人会にはどんな経営者がいますか?
社会保険労務士で会長の藤井真由美氏をはじめ、さまざまな業種の経営者が集まっています。モーニングセミナーに登壇された経営者の体験談は、ブログの各レポートからご覧いただけます。
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