「モーニングセミナーの前にある朝礼って、いったい何をしているのだろう」。参加をすすめられたとき、そんな疑問がふと浮かんだ方は、少なくないのではないでしょうか。早朝に大勢で集まる光景を思い浮かべ、少し身構えてしまう。そのお気持ちは、とても自然なものと存じます。
先に、いちばん知っていただきたいことをお伝えします。モーニングセミナーの朝礼とは、本番のセミナーが始まる前に、参加者みんなで声と姿勢を整える開会の準備の時間です。倫理研究所によると、こうした朝の集まりは全国681ヶ所の倫理法人会で毎週開かれており、決して特別な儀式ではありません(2023年時点)。
本記事では、朝礼で実際に何をしているのか、当日の流れをそのままご紹介します。あわせて、なぜ多くの経営者が朝礼から一週間を始めるのか、その実感や、会社の朝礼に活かせるヒントもお話しします。私たち編集部も学びの途中にいる一員として、等身大でお伝えできたら嬉しく存じます。
Contents
モーニングセミナーの朝礼とは|倫理法人会の朝を象徴する時間
モーニングセミナーの朝礼とは、本番のセミナーが始まる前に行う、開会の準備の時間です。参加者で声を出し、姿勢を整え、一日のはじまりに向けて場をあたためる。特別な決意や作法を求められる時間ではなく、朝の準備運動のようなものだとお考えいただけたらと思います。
「活力朝礼」と呼ばれる、朝の準備の時間
倫理法人会では、朝に声と姿勢を整えるこうした取り組みを「活力朝礼」と呼んでいます。活力朝礼とは、爽やかな笑顔・元気で大きな声・美しい姿勢・機敏な動作という、ごく身近な要素を大切にする朝の実践のこと。難しい技術や知識は必要ありません。
もともとは「企業は人なり」という考えのもと、職場の社風を明るくする取り組みとして広まってきたものです。だからこそ、宗教的な儀式や修行のようなものとは、性質がまったく異なります。まずは「一日を気持ちよく始めるための準備」という位置づけを、そっと心に置いていただけたら幸いです。
会社の朝礼とは少し違う、参加型のリズム
一般的な会社の朝礼といえば、当番が連絡事項を読み上げ、社員はそれを聞く。そんな一方向の光景を思い浮かべる方が大半でしょう。倫理法人会の朝礼は、そこが少し違います。その場にいる一人ひとりが、声を出し、体を動かして参加するところに特徴があります。
見ているだけの傍観者はいません。初めての方も、まわりの様子を見ながらご一緒に加わっていただく形です。うまくできなくても、まったく問題ありません。私自身も、最初の朝は少し照れながら小さな声で参加していました。それでも回を重ねるうちに、朝から声を出すことの心地よさに気づいていったものでした。
朝礼では何をしているのか|当日の流れをそのままご紹介
朝礼では、会場の準備を整え、あいさつを交わし、参加者で声をそろえる時間などがあります。順を追ってお伝えすると、身構えるような内容は一つもないと分かっていただけるはずです。ここでは湯島倫理法人会の月曜の朝を例に、当日の流れをそのままご紹介します。
湯島倫理法人会では、毎週月曜の朝6時30分ごろから開会前の朝礼が始まり、7時から8時がモーニングセミナー本番という流れです。まずは全体の時間割を、一枚にまとめました。
朝6時30分、会場に流れはじめる空気
湯島倫理法人会の朝は、6時30分ごろの開会前の朝礼から動き出します。まだ人の少ない会場に、少しずつ経営者が集まってくる。机や資料を整え、おはようございますと声をかけ合ううちに、眠っていた会場の空気が少しずつ目を覚まし始めます。
この時間は、いわば一日のウォーミングアップです。前の週の疲れや、休日ののんびりした気分を、朝の準備を通してそっと切り替えていく。月曜の朝を、受け身ではなく自分から始める。その小さな一歩を踏み出す場が、開会前の朝礼だと捉えています。特別な準備は要らず、手ぶらでお越しいただいて大丈夫です。
明るいあいさつを交わすところから始まる
朝礼で大切にされているのは、何よりもあいさつです。爽やかな笑顔で、元気な声で、おはようございますと交わす。たったそれだけのことですが、実際にやってみると、朝のあいさつには不思議な力があると気づかされます。
倫理法人会では、こうした明るいふるまいを「明朗(ほがらか)」という言葉で大切にしています。難しい話ではなく、朝のあいさつひとつが、その日一日の気分を明るくする入口になる、という体感的なものです。私自身も、朝に大きな声であいさつをした日は、なぜか商談や打ち合わせもすっと運ぶような感覚がありました。あいさつを交わす相手がいる、というだけで、朝の景色は少し変わってきます。
声をそろえる時間が生むもの
朝礼には、参加者で声をそろえる時間もあります。会の開会にあたって会歌を斉唱したり、姿勢を正して短い言葉を唱和したり。初めて目にすると、少し独特に映るかもしれません。けれども、これも一日の始まりに気持ちを一つにするための、開会の作法のようなものです。
大勢で声をそろえると、不思議と背筋が伸び、頭がすっきりと冴えてくる。合唱や部活動の朝練を思い出していただくと、近い感覚かもしれません。ここで大切なのは、うまく声を出すことではなく、その場に身を置いて、一週間の始まりのスイッチを入れることだと感じています。初参加のときの雰囲気は、倫理法人会モーニングセミナーはどんな雰囲気?初参加の不安がやわらぐ朝でも具体的にご紹介していますので、あわせてご覧いただけたら幸いです。
なぜ経営者は朝礼から一週間を始めるのか|通う方が語る3つの実感
早朝から集まって朝礼に参加するのは、忙しい経営者にとって決して軽い選択ではありません。それでも月曜の朝に通い続ける方が多いのは、朝礼を通して得られる実感があるからです。ここでは、通う方からよく聞く3つの声を、飾らずに整理してみます。
もちろん、感じ方は人それぞれです。すべての方に同じ変化が訪れるわけではありません。あくまで「こんな声がありました」という一例として、気楽に読み進めていただけたらと思います。
生活リズムが整い、月曜の朝が変わる
月曜の朝に予定があると、早起きの習慣が自然と身につきます。だらだら始まりがちだった週明けが、しゃんと引き締まっていきます。
あいさつという小さな実践が、職場にも広がる
社長自身が朝から明るくあいさつをすると、社員も少しずつ声を返すように。号令がなくても、職場の空気が動き始めます。
同じ時間を共にする、気負いのない仲間ができる
同じ月曜の朝を続けて過ごすうちに、肩書きを越えたつながりが生まれます。孤独になりがちな経営者の、静かな支えになります。
生活リズムが整い、月曜の朝が変わる
いちばんよく聞くのは、生活リズムが整ったという声です。月曜の朝に予定が入っていると、日曜の夜更かしが自然と減り、早起きの習慣が身についていく。すると、だらだらと始まりがちだった週明けが、しゃんと引き締まってくるから不思議です。
経営者の朝の過ごし方については、経営者の朝ルーティン|成功者に学ぶ一日を変える習慣の整え方でも整理していますが、朝礼はその習慣づくりの、ちょうどよいきっかけになってくれます。一人で早起きを続けるのは難しくても、行く場所と会う人があると、体は自然と動き出すもの。仲間との約束が、続ける力に変わっていくのだと捉えています。
あいさつという小さな実践が、職場にも広がる
朝礼で明るいあいさつを身につけた方が、それを自分の会社に持ち帰る。そんな話もよく耳にします。社長自身が朝から明るくあいさつをするようになると、はじめは戸惑っていた社員も、少しずつ声を返してくれるようになる。職場の空気が、ゆっくりと変わっていくそうです。
ある経営者の方は、「朝のあいさつを変えただけで、社内の相談ごとが増えた」と話してくださいました。あいさつは、相手に心を開いていることを伝える、いちばん小さな合図です。特別な制度や号令がなくても、社長の一言のあいさつから社風は動き始める。そう感じさせてくれる実践だと言えます。
同じ時間を共にする、気負いのない仲間ができる
もう一つの実感は、仲間との出会いです。同じ月曜の朝に、同じ場所で顔を合わせる。それを続けるうちに、肩書きや業種を越えた、気負いのないつながりが生まれていきます。経営者は孤独を感じやすい立場ですが、朝の時間を共にする仲間の存在は、静かな支えになると感じます。
ここでのつながりは、名刺交換だけの関係とは少し違います。朝の弱い時間を一緒に過ごすからこそ、飾らない素の姿で話せる間柄になっていく。私たち編集部も、この朝の縁から多くのことを学ばせていただいています。共に学び、互いの繁栄を願い合う。そんな共尊共生の空気が、朝の会場には流れているようでした。
会社の朝礼に活かすなら|職場へ持ち帰れるヒント
会社の朝礼に活かしたいと感じられたら、形をそっくりまねる必要はありません。大切にしたいのは、朝礼の場に流れていた空気のほうです。あいさつを大切にする、声を出して一日を始めるといった、持ち帰りやすい部分から取り入れるのがおすすめです。
とはいえ、いきなり自社の朝礼を大きく変えるのは、なかなか難しいものです。無理なく続けるための考え方を、2つの視点で添えてみます。
形をまねるより、朝の空気を持ち帰る
会社の朝礼を変えようとすると、つい「何を読むか」「どんな順番で進めるか」という形から入りがちです。もちろん段取りも大切ですが、それ以上に効くのは、朝に前向きな空気をつくることではないでしょうか。社長自身が明るくあいさつをする。それだけでも、朝礼の雰囲気はずいぶん変わってきます。
朝礼のネタ選びや進め方に悩まれている方は、朝礼ネタの選び方|中小企業で人が育つ朝の時間の使い方もご参考になるかもしれません。話す内容そのものより、話す人のあり方が場をつくる。倫理法人会の朝礼に通うと、そのことを何度も気づかされます。
続けるための、ささやかな工夫
朝礼は、一度始めるより続けるほうが難しいものです。最初は張り切って始めても、だんだん形だけになってしまう。そんな経験をお持ちの経営者の方も、多いのではないでしょうか。お気持ちは、とてもよくわかります。
続けるコツは、完璧を目指さないことにあるのではないでしょうか。毎日でなくても、週に一度でも構いません。短くても、明るいあいさつと一言のスピーチがあれば十分です。社内での朝礼の始め方については、中小企業の朝礼の導入方法|形だけで終わらせない始め方でも丁寧に整理していますので、あわせてお役立ていただけたらと思います。ご自身の職場に合うやり方を、少しずつ探していかれることをおすすめします。
朝礼の空気は、無料のゲスト参加でいちばん伝わります
文字でいくらお伝えしても、朝礼の空気ばかりは、なかなか言葉になりきりません。いちばん確かなのは、その朝にご自身で立ち会ってみることでした。湯島倫理法人会では、毎週月曜の朝に開くモーニングセミナーへ、どなたでも無料でゲスト参加していただけます。
百聞は一見にしかず、と申します。初めてのゲスト参加が当日どのように進むのか、そっとご案内します。
初めての方は、当日どう過ごすのか
会場は、東京都文京区湯島3-6-1の全国家電会館1階です。東京メトロ千代田線「湯島駅」から徒歩2分ほどの場所にあります。開会前の朝礼が6時30分ごろから、モーニングセミナー本番は7時から8時までの1時間です。初めての方は、本番の7時ごろにお越しいただいても大丈夫ですし、朝礼から加わっていただいても構いません。
当日の中心にあるのは、その日の講話です。講話とは、登壇された経営者や実践者の方が、ご自身の体験や気づきを語ってくださる時間のこと。事業の苦労や、家族との向き合い方など、等身大のお話が多く、説法や布教とはまったく別のものです。終了後は自由参加の朝食会があり、和やかに近況を交わす時間が続きます。参加の流れをもう少し詳しく知りたい方は、倫理法人会モーニングセミナーの参加方法|初参加で迷わない朝の流れもご覧ください。
合わないと感じたら、いつでも離れて大丈夫です
ゲスト参加してみて「自分には合わないな」と感じることも、当然あるでしょう。そのときは、ご自身の意思でそっと離れていただいて構いません。無理に続ける必要はありませんし、合わないと感じること自体は、悪いことでも何でもないのです。
だからこそ、まずは気負わずゲスト参加で確かめてみる。そのうえで、朝の空気がご自身に合うと感じられたら、また足を運んでいただく。そうした選び方ができる場だと、私たちは受け止めています。朝礼という、たった30分ほどの時間が、一週間の景色を少し変えてくれるかもしれません。皆様がゲスト参加くださる月曜の朝を、心よりお待ち申し上げます。
よくあるご質問
モーニングセミナーの朝礼について、多くの方が抱かれる疑問を、Q&A形式で整理しました。参加を迷っておられる方の、判断の材料になれば幸いです。
Q.朝礼は、本番と別の時間ですか?
Q.朝礼では具体的に何をするのですか?
Q.初めてでも朝礼に参加して大丈夫ですか?
Q.会社の朝礼にそのまま使えますか?
Q.朝礼の雰囲気を確かめる方法はありますか?
モーニングセミナーの朝礼は、本番と別の時間ですか
多くの単会では、モーニングセミナーの本番が始まる前の早い時間に朝礼を行っています。湯島倫理法人会では、朝6時30分ごろから開会前の朝礼、7時から8時が本番という流れです。朝礼から参加される方も、本番からお越しになる方もいらっしゃいます。どちらからでも、お気軽にご参加いただけます。
朝礼では具体的に何をするのですか
会場の準備を整え、明るいあいさつを交わし、参加者で声をそろえる時間などがあります。特別な儀式ではなく、一日のはじまりに姿勢を整える、準備運動のような時間だとお考えください。難しい作法を覚える必要はなく、その場でご一緒に加わっていただければ十分です。
初めてでも朝礼に参加して大丈夫ですか
もちろん大丈夫です。初めての方も、まわりの様子を見ながらご一緒に参加していただけます。うまくできなくても、気にされる必要はまったくありません。私たち編集部も、最初は戸惑いながら少しずつ覚えていった一員です。どうぞ気負わずにお越しくださいませ。
会社の朝礼にそのまま使えますか
そっくりそのまま持ち込む必要はありません。あいさつを大切にする、声を出して一日を始めるといった、取り入れやすい部分から始めるのがおすすめです。ご自身の会社に合う形に整えていくと、無理なく続けやすくなります。まずは社長ご自身の明るいあいさつから、試してみてはいかがでしょうか。
朝礼の雰囲気を確かめる方法はありますか
湯島倫理法人会では、毎週月曜の朝に開くモーニングセミナーへ、無料でゲスト参加していただけます。まずは一度、朝の空気に触れてみる。そこからご自身に合うかどうかを、ゆっくり確かめていただけたら嬉しく思います。皆様のゲスト参加を、心よりお待ちしております。
倫理経営を朝から学ぶ、湯島の経営者コミュニティへ
湯島倫理法人会は文京区湯島3-6-1 全国家電会館1階で、毎週月曜日 朝7:00からモーニングセミナーを開催しています。初めての方もゲスト参加(無料)でお越しいただけます。朝が難しい方は9:30から始まる「湯島つながりラボ」も別会場でお待ちしています。
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