事業を継ぐ立場になったとき、あるいは継いでもらう立場になったとき。誰に相談すればよいのか分からないまま、検索窓に「倫理経営塾」と打ち込まれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。私たち編集部にも、同じ入口から湯島にたどり着いたという声が届く日々です。
倫理経営塾とは、都道府県ごとの倫理法人会が主催する、10か月前後の長期研修を指す言葉です。単発の講演会ではありません。毎月の学習会や宿泊研修を積み重ねながら、経営者や後継者が自分の課題と向き合っていく形をとっています。呼び名は地域によって違います。東京都倫理法人会が使う名称は「後継者倫理塾」「倫理経営実践塾」の2つ。
この記事で扱うのは4つ。塾の輪郭、東京の2つの塾の違い、後継者を育てる場が求められる背景、そして湯島から塾へ進んだ二人の記録です。ご一緒に、順を追って見ていけたら嬉しく思います。
倫理経営塾とは、後継者と経営者が10か月かけて学ぶ塾のことです
倫理経営塾は、都道府県単位の倫理法人会が運営する長期の研修プログラムです。期間はおおむね10か月。毎月の学習会に宿泊研修が加わり、参加には面談や推薦が伴う形。一日で完結するセミナーとは、時間の設計が別ものです。
この差は、優劣の話ではないのです。入口と、その先の道。両方があるからこそ、ご自身のいる場所から歩き出せるのでしょう。

まず結論——都道府県の倫理法人会が主催する、10か月前後の長期研修です
倫理経営塾の主催者は、市区町村単位の会ではなく、都道府県単位の倫理法人会です。湯島倫理法人会のような単会は、いわば地域の入口。その上に都道府県の組織があり、塾の運営はそちらの担当です。
この構造を知っておくと、探し方が変わるはずです。「湯島 倫理経営塾」と検索しても案内が出てこないのは、単会が主催者ではないから。ご自身が足を運んでいる単会がどの都道府県に属するかを確かめるほうが、近道でしょう。
期間は10か月というものが多く見られます。東京都倫理法人会の後継者倫理塾も、公開されている委員会ページでは10ヶ月のカリキュラムと案内されておりました。1年弱という長さには、それなりの理由があるようです。
もう一つの特徴が、修了して終わりではないという点。同ページには、修了生がスタッフとして参画し後輩を支える仕組みがあるとのこと。学んだ人が、次の人を支える側に回る。この循環こそ、塾が長く続いてきた理由なのでしょう。
湯島の朝でも、修了された先輩が当時の話を聞かせてくださる場面をよく見かけます。制度の説明よりも、その一言のほうが心に残るもの。私たち編集部も、そうやって塾の存在を知った一人です。
「倫理経営塾」という呼び名は、地域によって少しずつ違います
検索してもたどり着けない理由は、もう一つ。「倫理経営塾」という名称は、全国で統一されていないのです。同じ性格の塾でも、県ごとに違う名前で運営されてきた経緯があるようです。
例えば神奈川県倫理法人会。公式チャンネルで「令和7年度 神奈川県倫理法人会倫理経営塾卒塾式」(2025年8月7日公開)を出しています。静岡県倫理法人会も「静岡県倫理経営塾PR動画」を2025年9月8日に公開しました。この2県では、そのまま「倫理経営塾」という名前が使われている形です。
一方、東京都倫理法人会が案内しているのは「後継者倫理塾」と「倫理経営実践塾」の2つ。名前だけを頼りに探すと、東京にお住まいの方は「うちの県にはないのだろうか」と迷ってしまうわけです。私たちも当初、同じところでつまずいた口です。
ですので、地域名と「倫理法人会」で公式サイトを開き、委員会や研修の欄をご覧いただくのが確実。塾の名前は違っても、目指しているところは近いように見受けられます。
単発の講演ではなく、月ごとに積み上げていく形をとっています
倫理経営塾がセミナーと大きく違うのは、課題を持ち帰り、翌月に報告する往復があるところです。聞いて終わりではありません。日々の経営や暮らしの中で試し、その結果を持って次の月に集うわけです。
大阪府倫理法人会が公開している修了生の声には、月に1冊の課題図書や実践報告書の提出といった言葉が並んでおりました。10か月という期間は、この往復を重ねるために必要な長さなのでしょう。
そして、この形だからこそ大変でもあるのです。仕事の繁忙期はどの年にも巡ってきますし、家族の事情も起こるもの。10か月のあいだ、何も起きない方のほうが少ないはずです。
塾に進む前に、単会の朝で学びの習慣を持っておく。その順序が勧められている背景には、こうした現実があるようにも見えます。倫理経営そのものの考え方は、倫理経営とは|原理原則に立つ経営が生む信頼と始め方のヒントでもご紹介しました。
塾までの道のりを、いったん一本の線にしてみましょう。
塾へ進む前に、単会でつまずきやすいところ
私たち編集部が見てきた中で、いちばん多いつまずきは朝の習慣そのものが定着しないことでした。塾の話は、そのずっと手前で止まりがちです。
最初の数回は勢いで通えるもの。ところが3週目あたり。前夜の会食や急な出張が重なる時期。一度空けると、翌週の足取りが重くなるという声も少なくありません。
対策として役立ったのは、月曜の朝を予定表に先に入れてしまう方法でした。空いた時間に行くのではなく、そこだけ動かさない枠にしてしまう。単純ですが、これがいちばん効いたという方が多いようにも見えます。
もう一つ。隣の席の方と名前で呼び合える関係ができると、足取りが軽くなるようです。学びの内容より先に、人のつながりが足を運ばせてくれるところがあるのでしょう。
東京で開かれている2つの塾——後継者倫理塾と倫理経営実践塾
東京都倫理法人会が案内しているのは、後継者倫理塾と倫理経営実践塾の2つです。前者は次世代を担う方が対象、後者は現役の経営者が対象。どちらも10か月。ただし日程の組み方も費用の桁も別ものです。
湯島倫理法人会は東京都倫理法人会に属する単会のひとつ。ですから、湯島で学ばれている方が塾に進むときの受け皿は、この2つ。どちらを選ぶかというより、いまのご自身の立場がどちらに近いかという見方のほうが、しっくりくるかと存じます。
公開されている募集要項をもとに、順に並べてみましょう。
後継者倫理塾——次世代を担う方が10か月かけて学ぶ塾
後継者倫理塾は、事業を継ぐ立場の方や次世代を担う経営者を対象とした塾です。東京都倫理法人会の後継者倫理塾委員会ページをご覧ください。「恩意識を養い、倫理経営人となる人材を育成する」という目的が掲げられておりました。
カリキュラムは10ヶ月。宿泊研修や学習会に加えて、倫理経営を実践する経営者と出会う場も設けられているとのこと。教室で講義を受けるだけの塾ではなさそうです。
対象は後継者に限られません。同ページの書き方は「次世代を担う経営者・後継者」。大阪府倫理法人会の案内では「後継者、経営者、後継幹部」と幅広い書き方。ご自身が該当するか迷われたら、単会の役員に一度おたずねになるのがよいでしょう。
なお、受講料については東京都の公開ページに記載がございません。金額や募集の条件は期ごとに変わるもの。最新の案内は東京都倫理法人会の後継者倫理塾委員会ページでご確認ください。後継者の学びという観点では、後継者が学ぶ帝王学もあわせてお読みいただけたら幸いです。
倫理経営実践塾——経営者が毎月一泊二日で向き合う塾
倫理経営実践塾のほうは、現役の経営者を対象とした10か月・毎月一泊二日の集中講座です。募集ページによれば、目的は経営者が本質的な経営力・実践力を養い、事業の永続発展を実現すること。
対象は東京都倫理法人会の会員企業の経営者、そして倫理経営に取り組む意欲のある経営者とされています。加えて、入塾面談に合格した方という条件つき。申し込めばそのまま入れる、という形ではありません。
日程は令和8年9月から令和9年6月まで、7月に成果発表会。会場は都内会議室等です。受講料は423,500円(税込・実費込)、定員は15名以内と公表されました。申込は3期制で、第3次の締切は6月30日。
毎月一泊二日を10回。この日程を見たとき、私たち編集部が最初に思い浮かべたのは、家族や社員への説明でした。安くない費用と、少なくない不在。ご家庭と職場の理解があってこそ成り立つ学びなのだと、あらためて教えられた次第です。詳細は倫理経営実践塾の募集ページでご覧いただけます。
2つの塾を、対象・期間・費用で並べてみると
言葉で追うと混ざりやすいところです。公開情報をもとにした一覧をご覧ください。あわせて、入口にあたる湯島のモーニングセミナーも並べた一覧です。
| 項目 | モーニングセミナー | 後継者倫理塾 | 倫理経営実践塾 |
|---|---|---|---|
| 主催 | 単会(湯島倫理法人会) | 東京都倫理法人会 | 東京都倫理法人会 |
| 対象 | どなたでも初めての方はゲスト参加 | 後継者・次世代を担う経営者後継幹部を含める案内も | 会員企業の経営者入塾面談に合格した方 |
| 期間・頻度 | 毎週月曜 7:00~8:001回あたり1時間 | 10ヶ月のカリキュラム | 10か月・毎月一泊二日令和8年9月~令和9年6月 |
| 形式 | セミナー+朝食会終了後~8:40 | 学習会・宿泊研修実践する経営者との出会いの場 | 集中講座+成果発表会発表会は7月 |
| 費用 | 無料ゲスト参加の場合 | 公開ページに記載なし東京都倫理法人会へお問い合わせを | 423,500円税込・実費込/定員15名以内 |
| 出典 | 湯島倫理法人会「モーニングセミナー」開催概要 | 東京都倫理法人会「後継者倫理塾委員会」ページ | 東京都倫理法人会「倫理経営実践塾」募集ページ |
こうして並べてみると、無料で毎週1時間の場と、10か月の合宿型の場が、同じ会の中でつながっていると見えてきます。段差は確かに大きい。けれど、間を飛び越える必要はないのでしょう。
間をつなぐ段として、役員が学ぶ倫理経営基礎講座も用意されています。道は一本ではなく、いくつもの階段が敷かれているというのが実情でした。
費用の面でも、段差の意味は変わってきます。ゲスト参加は無料、会員としての学びを重ね、その先に塾がある。順に進むほど、投じる時間もお金も増えていく設計です。逆に言えば、最初の一歩には何も要りません。
どこまで進むかは、それぞれのご事情次第。単会の朝だけで長く学ばれている方も、たくさん。
なぜ今、後継者を育てる場が求められているのでしょうか
後継者を育てる場が続いている背景には、事業を継ぐ人の問題が、まだ半数の会社に残っているという現実があります。数字は改善に向かっているものの、楽観できる水準にはたどり着いていません。
とくに規模の小さい会社ほど、その傾向が濃く出ております。湯島にお越しになる経営者の方々の顔ぶれを思い浮かべても、他人事とは受け取れない数字でした。継ぐ人が決まらないまま、日々の仕事に追われる年月。その重さは、外から見えにくいところにあるのでしょう。
ここで一度、公表されている調査を見てみましょう。ご自身の会社と重ねながら読んでいただけたら幸いです。
東京の後継者不在率は47.9%——改善しても、なお2社に1社
帝国データバンクの調査によれば、2025年の全国の後継者不在率は50.1%でした。2016年の調査開始以降で最も低く、7年連続の改善。数字だけを見れば、確かに良い方向へ動いております。
ただし、規模で分けると景色が変わります。大企業が24.9%であるのに対し、中小企業は51.2%、小規模企業では57.3%。規模が小さいほど、後継者が決まっていない割合が高いという結果でした。
東京都に絞ると47.9%。前年から3.2ポイント改善し、8年連続の改善で過去最低となっています。全国平均を2.2ポイント下回るとはいえ、およそ2社に1社という水準に変わりはありません。
出典は帝国データバンクの全国企業「後継者不在率」動向調査(2025年)です。東京都の数値は同社の東京都・「後継者不在率」動向調査(2025年)によります。数字は毎年更新されますので、最新版もあわせてご覧ください。
「継ぐ人がいる」と「継げる状態になっている」は、別のことです
不在率が下がったという報せは、素直に嬉しいところ。同時に、少し引っかかるところもございます。後継者が決まったことと、その方が経営を担える状態にあることは、同じではないからです。
湯島の朝にお越しになる経営者の方からも、こんな声をうかがってまいりました。息子は戻ってきた。役職も付けた。それでも、判断を任せられる場面がまだ限られている、と。決めることと、育つこと。この二つには時間差があるようです。
同調査では、後継者候補のうち「非同族」が41.0%で最多となりました。前年を1.7ポイント上回り、初めて4割を超えたという結果です。家族の中から選ぶ前提が、静かにほどけつつあるのでしょう。社内の幹部が継ぐ道も、現実味を帯びつつあるようです。
誰が継ぐにせよ、経営を担う力は日々の実務の中だけでは育ちにくいもの。塾のような場が長く続いてきたのは、この時間差を埋める役割を果たしてきたからではないでしょうか。承継の順序は事業承継の準備にまとめました。
一人で学ぶより、同じ立場の方と学ぶほうが続きやすいという実感
後継者の学びには、独特の難しさがあると感じております。社内には、同じ立場の人がいないのです。先代には遠慮があり、社員には弱音を吐けない。相談相手が見つからないまま、一人で抱える方が少なくありません。
書籍やオンライン講座で学ぶ方法もございます。私たち編集部も、いくつか試してみた経験の持ち主です。ただ、一人で進める学びは、忙しくなった月にそっと止まってしまうもの。止まったことに気づくのも、ずいぶん後になってからでした。
塾のように、同じ立場の人と月ごとに顔を合わせる形には、止まりにくさが宿ります。次に会うときまでに、という約束が働くから。誰かに見られているというより、一緒に歩いている人がいるという感覚に近いところでしょう。
朗らかに、という意味の「明朗(めいろう)」という言葉を、倫理法人会ではよく使います。難しい理屈ではなく、朝に顔を合わせて挨拶を交わすところから始まるもの。その積み重ねが、続ける力になっていくのだと教えていただきました。
湯島から塾に進んだ二人の10か月——第19期修了式の記録
制度の説明だけでは、10か月という時間の重みは伝わりにくいものです。湯島倫理法人会からは、東京都後継者倫理塾の第19期に二人の会員が進み、修了式で報告を行いました。当サイトにレポートを残しております。
お二人の歩みには、それぞれ違う出発点。年齢も職業も重ならないお二人が、同じ期に集われたという事実そのものに、この塾の性格が表れているように感じます。修了式で語られた言葉は、制度の説明では届かないところまで届くもの。当日の会場にいた者として、そう受け取りました。
ここでは概要をご紹介させてください。

大学生と、徳島でチョコレートをつくる経営者
第19期に進まれたのは、荒井優作さんと瀧倉修さんのお二人です。荒井さんは当時、生物学を学ぶ大学3年生でした。経営者ばかりの場に、学生の立場で飛び込まれたことになります。
瀧倉さんは徳島県のご出身。故郷の特産である和三盆の甘みを生かしたチョコレートづくりに取り組む経営者です。3年前に徳島へ戻り、その思いで走ってこられた方でした。
年齢も、業種も、抱えている課題も違うお二人。同じ期に集い、同じ10か月を歩まれたお二人。塾に集まる方の顔ぶれが一様ではないと、ここからも伝わってくるのではないでしょうか。
湯島の朝にも、こうして多様な立場の方がお越しになります。経営者だけの場という印象をお持ちの方もいらっしゃいますが、実際にはもう少し幅が広いというのが実感です。
10か月という時間が、二人にもたらしたもの
修了式では、お二人がそれぞれ10か月の報告をされました。会場からは温かい拍手が起こり、目頭を押さえる参加者の姿もあったと、当日のレポートには記されています。
平坦な10か月ではなかったようです。瀧倉さんは人手が足りず、製造も販売も一人で担わなければならない時期に直面されました。「もう塾には参加ができない」と考えた瞬間もあったと振り返っておられます。
そのとき塾長から掛けられたのが「打つ手は無限、なんとしてでも参加できるように頑張ってみな」という言葉。これが支えになったそうです。続けられた理由が、ご本人の意志だけではなかったところに、私たちは目を留めました。
荒井さんもまた、ご家族との関係に悩みを抱えたまま入塾されたと語っておられます。詳しい歩みは、東京都後継者倫理塾第19期のレポートに掲載しました。修了式当日の空気まで含めて記録しております。
塾に進む前、二人が通っていたのは月曜の朝でした
ここでお伝えしたいのは、お二人とも、いきなり塾に申し込まれたわけではないということ。湯島倫理法人会の会員として、月曜の朝に通う日々が先にありました。
朝に通ううちに、周りの方から塾の話を聞く。修了された先輩が、当時のことを話してくださる。そうやって少しずつ輪郭が見えてきて、進む決心がついていく。私たちが見てきた限り、この順序をたどる方がほとんどでした。
ですから、いま「塾に興味がある」と感じておられる方も、焦らずにいらしてください。朝の場に何度か足を運ぶうちに、ご自身のタイミングが見えてくるのではないかと存じます。
もちろん、塾に進むことだけが正解ではありません。単会の朝に通い続けるだけでも、十分に得られるものがあると私たちは考えております。ご自身のペースで選んでいただけたら嬉しく思います。
倫理経営塾が気になったとき、最初の一歩はどこにあるのでしょうか
倫理経営塾への入口は、まず単会のモーニングセミナーに足を運ぶことにあります。塾はいきなり申し込む場所ではなく、単会での学びが前提になっているためです。
遠回りに見えるかもしれない道です。ただ、10か月を走り切るための土台が朝の習慣にあるのだとしたら。順序には順序なりの理由があるように、私たちは受け止めております。急がなくて構いません。まずは一度、朝の空気に触れていただくところから。
湯島には、朝の入口が二つ用意されています。どちらからお越しいただいても構いません。
まずは単会の朝から——湯島は毎週月曜7:00です
湯島倫理法人会のモーニングセミナーは、毎週月曜7:00から8:00まで開催しております。会場は文京区湯島3-6-1、全国家電会館の1階。東京メトロ千代田線「湯島駅」から徒歩2分、JR「御徒町駅」から徒歩8分の場所です。
当日の流れは、6:30の開会前朝礼から始まります。7:00に開会・会歌斉唱、7:10に会長挨拶、7:15に会員スピーチ、7:20から講話。8:00に終了し、その後8:40まで朝食会がございます。
初めての方も、ゲスト参加は無料です。会員と同じ席で、同じ時間を過ごしていただきます。傍から様子をうかがう形ではなく、ご一緒に学ぶ仲間としてお迎えする、というのが私たちの姿勢でした。
開催予定や当日の詳しい流れは、モーニングセミナーのご案内ページにまとめております。お申し込みもそちらから承っております。
朝が難しい方へ——9:30から始まる湯島つながりラボ
朝7:00は難しい、という声もよくいただきます。お子さんの支度がある方、遠方から通われる方。ご事情はさまざまでしょう。そうした方のために、もう一つの入口をご用意しております。
湯島つながりラボは、モーニングセミナーの後に開かれるカジュアルな交流の場。時間は毎週月曜9:30から11:00までです。会場はU-cafe 上野御徒町(台東区上野1-2-6 長谷川ビル2F)で、モーニングセミナーとは別の場所になります。
参加費はドリンク代のみ、およそ500円。入会費や会費は一切かかりません。経営者、フリーランス、士業の方など、非会員や初参加の方も歓迎しております。お仕事のPRタイムやワークショップ、名刺交換などを行う時間です。
事前のご予約は不要です。お問い合わせの際に「つなラボ参加希望」とご記入ください。詳しくは湯島つながりラボの公式ページをご覧いただけたらと思います。
私たち編集部も、まだ学びの途中にいます
最後に、正直なところを書かせてください。この記事を書いている私たち編集部も、倫理経営を学びの途中で受け取っている一人です。分かったつもりになっては、翌週の朝に足元をすくわれる。その繰り返しでまいりました。
塾についても、修了された方のお話をうかがうたびに、まだ見えていない景色があるのだと知らされます。10か月を走り切った方の言葉には、外側から眺めているだけでは届かない重さがありました。
ですから、この記事も答えを示すものではございません。制度の輪郭と、湯島から進んだ二人の記録を並べただけのもの。判断されるのは、お読みくださっている皆様ご自身です。
もし朝の場に一度お越しいただけるようでしたら、皆様の経験からこちらが学ばせていただくことのほうが多いはず。ご一緒に歩んでいけたら、これに勝る喜びはございません。
最後に、この記事の要点を三つだけ。倫理経営塾は都道府県の倫理法人会が主催する、10か月前後の長期研修。東京で開かれているのは「後継者倫理塾」と「倫理経営実践塾」の2つです。後継者不在率が全国50.1%・東京47.9%という現実の中で、継ぐ人が育つまでの時間差を埋める役割を担ってきた場でした。そして入口は、いつでも単会の朝にあります。
よくあるご質問
倫理経営塾とは、具体的にどのような場ですか?
都道府県ごとの倫理法人会が主催する、10か月前後の長期研修の総称としてお使いになる方が多い言葉です。毎月の学習会や宿泊研修を重ねながら、経営者や後継者が自分の課題と向き合っていく形をとっています。名称は地域によって異なり、東京都倫理法人会では「後継者倫理塾」「倫理経営実践塾」という呼び方をしております。
会員でなくても倫理経営塾に申し込めますか?
東京都倫理法人会の倫理経営実践塾は、募集ページで対象を会員企業の経営者としており、入塾面談もございます。塾はどなたでもすぐに申し込める入口ではなく、まずは単会のモーニングセミナーから、というのが一般的な順序。湯島のモーニングセミナーは、初めての方もゲスト参加(無料)でお越しいただけます。
受講料はどれくらいかかりますか?
塾によって異なります。東京都倫理法人会の倫理経営実践塾の場合、募集ページに記載された受講料は423,500円(税込・実費込)。定員は15名以内と案内されておりました。後継者倫理塾については公開ページに金額の記載がございません。詳しくは東京都倫理法人会へお問い合わせいただくのが確実です。金額や条件は期ごとに変わりますから、最新の募集要項をあわせてご確認いただけたらと思います。
10か月も続けられるか不安です。仕事と両立できるものでしょうか?
正直に申しますと、簡単ではないと感じております。湯島から第19期に進んだ会員のお一人も、人手が足りず塾を続けられないと考えた時期があったと修了式で話されていました。ただ、同じ立場の塾生や修了生が周りにいたことで続いた、という声も聞かせていただいております。ご自身のペースでご判断いただくのがよいでしょう。
塾に興味がありますが、まず何から始めればよいでしょうか?
まずは単会の朝に一度お越しいただくのが、いちばん分かりやすいように思います。湯島倫理法人会は毎週月曜7:00から、文京区湯島3-6-1の全国家電会館1階でモーニングセミナーを開いております。朝7:00が難しい方には、9:30から始まる湯島つながりラボという場もございます。ご都合のよいほうからお気軽にどうぞ。
倫理経営を朝から学ぶ、湯島の経営者コミュニティへ
湯島倫理法人会は文京区湯島3-6-1 全国家電会館1階で、毎週月曜日 朝7:00からモーニングセミナーを開催しています。初めての方もゲスト参加(無料)でお越しいただけます。朝が難しい方は9:30から始まる「湯島つながりラボ」も別会場でお待ちしています。
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