「倫理経営基礎講座という言葉を耳にしたけれど、いったいどんな講座なのだろう」——そんな疑問を持たれた経営者の方も、いらっしゃるのではないでしょうか。名前だけでは中身がつかみにくく、誰が学ぶものなのかも見えづらいものです。

結論からお伝えします。倫理経営基礎講座は、倫理法人会の役員(実行委員以上)が、純粋倫理にもとづく経営の基礎を学ぶ全26講の講座です。どなたでも受けられるわけではなく、未会員の方のゲスト参加はできません。まずはこの位置づけを、頭の片隅に置いていただけたら幸いです。

本記事では、この講座が何を学ぶ場なのか、受講の対象と必要なもの、基礎講座に至るまでの学びの道のりを整理しました。いずれも、公開されている情報にもとづいてやさしくお伝えします。私たち編集部も、こうしたご質問をいただくたびに学ばせていただいている一人です。読み終えたとき、講座の輪郭が少しでもはっきりしていたら嬉しく感じます。

倫理経営基礎講座とは、役員が倫理経営を体系的に学ぶ講座です

倫理経営基礎講座は、倫理法人会の役員になった方が、倫理経営の基礎を学ぶための講座です。ここでいう倫理経営とは、時代を超えて変わらない原理・原則にもとづいて経営を営もうとする考え方を指します。まずは全体像から、ご一緒に見ていきましょう。

まず結論——役員になった方が学ぶ、倫理経営の基礎講座です

倫理経営基礎講座は、会の役員(実行委員以上)を対象とした学びの場です。日々の活動に関わるなかで役職を担うようになった方が、あらためて経営の土台を見つめ直す講座です。そう捉えていただくと、位置づけが分かりやすいはずです。

母体は、一般社団法人倫理研究所公式サイト)です。全国約7万3,000社の会員企業が学ぶ大きなネットワークのなかで、基礎講座は「もう一歩深く学びたい」という段階のために設けられました。倫理経営そのものについては、倫理経営とは|原理原則に立つ経営が生む信頼と始め方のヒントでもやさしくご紹介しました。

正直に申し上げると、私自身も最初にこの講座名を聞いたときは、内容がうまく思い描けませんでした。調べていくうちに、これは入り口の学びではなく、関わりを深めた方が出会う講座なのだと知り、なるほどと膝を打った次第です。同じように感じていらっしゃる方も、少なくないのではないでしょうか。

未会員のゲスト参加はできない、という点も正直に

大切な点なので、先にお伝えしておきます。倫理経営基礎講座は、未会員の方がゲスト参加できる講座ではありません。受講には、実行委員以上という役職の条件があるためです。

「では、まったく縁のない話なのか」と感じられた方も、いらっしゃるのではないでしょうか。けれど、そんなことはないのです。倫理法人会の学びには、どなたでも触れられる入り口が、ちゃんと別に設けてあります。それが毎週のモーニングセミナーで、こちらはゲスト参加が無料です。基礎講座は、その先にある学びの一つ、とお考えください。

早朝の書斎。倫理経営基礎講座の資料。やわらかな朝の光。

何を学ぶのか——純粋倫理にもとづく経営の土台を養う講座

倫理経営基礎講座がめざすのは、純粋倫理にもとづく経営の土台となる姿勢を養うことです。役員としての自覚や、リーダーとしての成長を後押しすることを、ねらいとしています。ここでいう土台とは、特別な経営テクニックのことではありません。約束を守る、あいさつをていねいにする——そうした日々のふるまいを、あらためて見つめ直す営みに近いと言えます。派手さはなくとも、経営の根っこを支える部分だと言えます。ここでは、その性格を入会前の方にも分かる範囲でご紹介しましょう。

全26講で、経営の土台となる姿勢を積み上げる

この講座は、全26講という構成で組み立てられています(大阪府倫理法人会の公開情報による)。一度にすべてを詰め込むのではなく、時間をかけて少しずつ積み上げていく学びだと言えます。

一つひとつの講を通じて学ぶのは、知識の量というより、経営に向き合う姿勢のようなものです。たとえば、朝のあいさつを明朗(ほがらか)に交わすことも、日々の実践の一つと語られます。派手さはないけれど、日常のふるまいをていねいに見つめ直していく——そんな地道な歩みこそ、講座の底に流れるもの。

一足飛びに答えが手に入る、という性質のものではありません。むしろ、ご自身のペースで一段ずつ上っていくものです。焦らず続けるなかで、少しずつ気づきが積み重なっていく——そんな学びです。数字の上では26という講の数ですが、大切なのはその数をこなすことではないのだろう、と私は感じている次第です。むしろ一講ごとに立ち止まり、自分の日々に照らして考える時間にこそ、値打ちがあるように思えてなりません。

講座の中身にここで深く立ち入らない理由

一つ、お断りしておきたいことがあるのです。本記事では、講座で学ぶ中身そのものには、深く立ち入りません。これは、もったいぶっているわけではないのです。

倫理法人会の学びには、実際に足を運び、共に学んでこそ伝わるものが多くあります。文字だけで体系立てて解説できる性質のものではない、と私たちは受け止めています。ですから、記事でお伝えできるのは、あくまで「どんな位置づけの講座か」という輪郭まで。中身に触れてみたいと感じた方は、まず朝の学びの場に足を運んでいただくのが、いちばんの近道だと考えます。

受講の対象と必要なもの——テキストと役職の条件

倫理経営基礎講座の受講には、役職の条件と、用いるテキストがあります。実行委員以上の役員であることが前提となり、学びには専用のテキストと『万人幸福の栞』を用いるとされています。なぜ条件があるのか、と疑問に感じる方もいらっしゃるでしょう。会の活動に責任を持って関わる立場になった方が、あらためて土台を学び直す——そんな趣旨の講座だからだ、と私は受け止めてきました。まずは、この二点を押さえておきましょう。

実行委員以上の役員が対象という位置づけ

受講できるのは、実行委員以上の役職に就いた方です(大阪府倫理法人会の公開情報による)。つまり、入会してすぐ、というより、活動に関わるなかで一定の役割を担うようになった段階の学び、という位置づけです。

同じ「倫理法人会の学び」といっても、関わりの深さによって、触れられる場は変わってきます。朝のゲスト参加から、入会後の日々の学び、そして役員としての基礎講座まで——段階を追って場が用意されている、と整理すると分かりやすい構図です。次に、その違いを一覧にまとめてみました。

倫理法人会の学びの段階(関わりの深さで比較)

観点モーニングセミナー入会後の日々の学び倫理経営基礎講座
対象どなたでも会員実行委員以上の役員
参加・受講の条件ゲスト参加は無料で可入会が必要役職が条件・ゲスト参加不可
学びの中心朝の講話で学ぶ毎週の参加や交流を重ねる全26講で倫理経営の基礎
費用の例ゲスト参加無料会費が必要テキストと栞を用いる

出典:大阪府倫理法人会の公開情報にもとづき湯島倫理法人会編集部が整理・2025年時点

基礎講座テキストと万人幸福の栞を用いる

学びには、『倫理経営基礎講座テキスト』と『万人幸福の栞』を用いるとされています(大阪府倫理法人会の公開情報による)。テキストに沿って、講を追いながら学びを進めていく形です。

倫理経営基礎講座の書籍とノートが置かれた木目机の静かな学習空間

『万人幸福の栞』は、倫理法人会で長く読み継がれてきた小さな冊子として知られてきました。その中身をここで解説することはしませんが、日々の暮らしや仕事に寄り添う一冊、とだけお伝えしておきます。詳しい取り決めは各単会によって異なることもあるため、実際の受講にあたっては、所属の会でご確認いただくのが確実です。

基礎講座はゴールではなく、学びの道のりの一部です

倫理経営基礎講座は、ある日いきなり受けるものではありません。朝のゲスト参加から始まり、入会し、日々の学びを重ね、役員として関わるなかで出会う——そんな学びの道のりの一部に位置づけられています。ですから、今このページを読んでくださっている方が、すぐに基礎講座を受けるわけではないのです。むしろ大切なのは、その手前にある一歩一歩でしょう。焦らず、今いる場所から始めればよい——そんなふうにお考えいただけたらと思います。全体の流れを、やさしく描いてみましょう。

経営者の学びは、朝の一歩から始まります

入り口は、いつも朝にあります。毎週のモーニングセミナーへ、ゲストとして無料で参加してみる。多くの方にとって、そこが最初の一歩となっているようです。

私も、初めて朝の会に足を運んだ日のことを、今でも覚えています。緊張しながら席に着いたものの、迎えてくださる空気のあたたかさに、肩の力がふっと抜けました。学びの道のりは、こうした小さな一歩から始まるのだと、そのとき実感したのです。モーニングセミナーそのものについては、経営者モーニングセミナーとは|朝に学ぶ社長が得る3つのものにまとめました。

段階を追って、無理のないペースで

朝の学びに続くのは、入会してからの日々の歩みです。毎週の参加や、仲間との交流を重ねるなかで、少しずつ倫理経営への理解が深まっていきます。そして、活動に関わるなかで役割を担うようになった方が、基礎講座という次の学びに出会う、という流れです。

大切なのは、順番を飛ばして急ぐことではありません。ご自身のペースで、一段ずつ。ある方は数か月で歩を進め、またある方は数年かけて、じっくりと関わりを深めていかれます。どちらが良いという話ではないのだろう、と私は感じてきました。倫理法人会そのものをもっと知りたい方は、倫理法人会とは|中小企業の経営者が朝の学びで自分を変える場もあわせてご覧いただけたら幸いです。

ゲスト参加から倫理経営基礎講座までの学びの道のり

ご自身のペースで、一段ずつ

1

モーニングセミナーにゲスト参加

どなたでも無料で。まずは朝の学びの空気に触れる最初の一歩。

2

入会して日々の学びを重ねる

毎週の参加や仲間との交流を通じて、少しずつ理解を深める。

3

活動に関わり役員を担う

実行委員以上として、会の運営に責任を持って関わる段階へ。

4

倫理経営基礎講座で学ぶ

全26講で、倫理経営の基礎をあらためて体系的に学び直す。

今このページを読む方が、すぐ4に進むわけではありません。大切なのは、その手前の一歩一歩です。

まずは湯島倫理法人会の朝から——ゲスト参加のご案内

倫理経営基礎講座に関心を持たれた方も、その入口はやはり毎週の朝の学びにあります。役職や講座の前に、まずは一度、朝の空気に触れてみる。それが、いちばん自然な始まり方だと感じています。頭で理解しようとするより、実際にその場に身を置いてみるほうが、伝わるものは多いはずです。最後に、文京区・湯島で毎週開いている朝の学びの場を、無理のない形でご案内します。

毎週月曜7:00、文京区湯島に集う経営者の学び場

湯島倫理法人会のモーニングセミナーは、毎週月曜の朝に開いております。会場は全国家電会館の1階(東京都文京区湯島3-6-1)で、東京メトロ千代田線・湯島駅から徒歩2分と、朝でも通いやすい立地です。本番は7:00から8:00までの一時間で、終了後は8:40まで自由参加の朝食会が続きます。

当日の流れを知っておくと、初めてでも安心して臨めます。6:30から開会前の朝礼があり、7:00の開会に続いて、会長挨拶、会員スピーチ、そして学びの中心となる講話へと進みます。講話では、登壇者がご自身の体験や気づきを率直に語ります。教科書的な正解を教わるというより、生きた経験を分かち合う時間だと言えるでしょう。

倫理経営基礎講座の会場、清潔感ある落ち着いた空間

初めての方はゲスト参加から、お気軽に

初めての方も、ゲストとしてお気軽にご参加いただけます。受付でお名前と「ゲストです」とお伝えいただくだけで大丈夫です。ゲスト参加は無料で、一度きりのご参加でも心より歓迎しております。

倫理経営基礎講座は、その先の道のりにある学びです。まずは朝の一時間を、少しだけご自身の学びのために使ってみる。その小さな一歩から、ご一緒に歩み出せたら嬉しい限りです。皆様のゲスト参加を、心よりお待ちしております。

よくある質問

倫理経営基礎講座は、誰でも受講できますか?

いいえ、どなたでも受講できるわけではありません。倫理経営基礎講座は、倫理法人会の役員(実行委員以上)が対象で、未会員のゲスト参加はできないとされています。ただ、倫理法人会そのものに触れてみたい方は、毎週のモーニングセミナーへゲストとして無料でご参加いただけます。まずはそちらから始めていただくのが分かりやすいはずです。

倫理経営基礎講座は、全部で何講ありますか?

公開されている情報によると、倫理経営基礎講座は全26講で構成されています。純粋倫理にもとづく経営の基礎を、段階を追って学んでいく内容とされています。一度に詰め込むというより、時間をかけて少しずつ積み上げていく学びだとお考えいただくとよいはずです。

受講には何が必要ですか?

受講にあたっては、『倫理経営基礎講座テキスト』と『万人幸福の栞』を用いるとされています。あわせて、実行委員以上の役職に就いていることが前提です。詳しい取り決めは各単会によって異なることもあるため、所属の会でご確認いただくのが確実だと考えます。

未会員ですが、まず何から始めればよいでしょうか?

まずは、毎週月曜の朝に開かれているモーニングセミナーへ、ゲストとしてご参加いただくのがおすすめです。ゲスト参加は無料で、一度きりのご参加でも歓迎しております。倫理経営基礎講座のような学びは、その先の道のりにありますので、焦らず、朝の一歩から始めていただければ幸いです。

倫理経営基礎講座の内容を、記事で詳しく教えてもらえますか?

本記事では、講座の位置づけや対象といった全体像までのご紹介にとどめています。会のなかで学ぶ深い内容は、実際に足を運び、共に学んでこそ伝わる性質のものが多いと感じているためです。ご関心のある方は、まずモーニングセミナーへゲスト参加いただき、朝の学びの空気に触れてみてください。

倫理経営を朝から学ぶ、湯島の経営者コミュニティへ

湯島倫理法人会は文京区湯島3-6-1 全国家電会館1階で、毎週月曜日 朝7:00からモーニングセミナーを開催しています。初めての方もゲスト参加(無料)でお越しいただけます。朝が難しい方は9:30から始まる「湯島つながりラボ」も別会場でお待ちしています。

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