倫理経営講演会とは？｜経営者が共に学び支え合う年に一度の特別な場

「倫理経営講演会」という案内を受け取って、どんな会だろうかと疑問に思われた方もいるかもしれません。

堅苦しそうだな。自分が行っても場違いじゃないだろうか。そんな風に感じるのは、ごく自然なことです。

でも安心してください。多くの方が同じ気持ちで初めて参加し、「来て良かった」と仰っています。

年に一度の開催で、経営の原理原則を学び、同じ志を持つ仲間と出会える場。会員でなくても歓迎され、日曜日の午後開催という参加しやすい設定です。

この記事では、倫理経営講演会の具体的な内容や、モーニングセミナーとの違い、そして参加することで得られるものについて、できるだけわかりやすくお伝えします。

倫理経営講演会とはどのような会なのか?

簡単に言えば、経営者が集まって学び、支え合う場です。

「倫理」という言葉から宗教的なものを想像されるかもしれませんが、そうではありません。経営の原理原則、つまり「人としてどうあるべきか」を軸に、会社をより良くしていく考え方を学びます。

初めての方でも大丈夫。そういう気持ちは、皆さん同じです。

全国約570ヶ所で開催される年に一度の機会

毎年1月から5月にかけて、全国約570の会場で開催されます。

湯島でも独自に実施しており、倫理法人会の会員でなくても参加できます。むしろ、初めての方を歓迎する雰囲気です。

今年のテーマは「企業は人なり ― 経営者が変われば会社は変わる ―」。

これは倫理経営の核心です。トップである自分自身が変われば、組織全体が変わっていく。その具体的な方法を学べる貴重な機会です。

二部構成のプログラム：実践と理論の両輪

当日は2つのパートに分かれています。

第一部：実践者の事業体験報告

実際に倫理経営を実践してきた方が、ご自身の体験を率直に語ります。

業績不振、社員とのトラブル、家庭の問題。今だから話せる苦悩と、それをどう乗り越えたか。経営書には書かれていない、リアルな物語です。

「まるで自分のことを話しているようだ」。そう感じる瞬間があるかもしれません。

第二部：専門講師による講演

倫理研究所の講師が、倫理経営の本質を解説します。

第一部で聞いた実体験に、理論的な裏付けが加わることで、理解が深まります。「自分の会社でも試してみよう」。そんな気持ちになれる構成です。

参加費は2,000円(懇親会は別途)。終了後には懇親会もあり、講師や他の方々と直接話せる時間が設けられています。

会員でなくても、どなたでも

「会員じゃないと参加しにくいのでは？」

そう思われるかもしれませんが、心配いりません。倫理法人会の会員でなくても、まったく問題なく参加できます。

一人で経営の悩みを抱えている方は多いものです。

従業員には相談できない。家族にも心配をかけたくない。そんな孤独を感じたことはありませんか。

ここに集まるのは、年齢も業種も様々な人たち。でも「より良い経営をしたい」という思いは共通しています。だからこそ、初めての方でも自然と溶け込める雰囲気があるのです。

気負わず、リラックスしてお越しください。

モーニングセミナーとの違い

倫理法人会には2つの学びの場があります。

毎週月曜日のモーニングセミナーと、年に一度の倫理経営講演会。

初めての方には、この違いが分かりにくいかもしれません。簡単に整理してみましょう。

継続的な学びと、年に一度の集中学習

モーニングセミナーは毎週月曜日。コツコツと学びを積み重ねていく場です。

一方、倫理経営講演会は年に一度。より多くの人が集まり、普段のセミナーとは違った熱気を感じられます。

全国統一のテーマで学べるのも倫理経営講演会ならでは。今年は「企業は人なり ― 経営者が変われば会社は変わる ―」。この一つのテーマを、実践者の事業体験報告と専門家の講演、両方の角度から深く掘り下げます。

新しい気づきとの出会いが、ここにあります。

日曜午後開催という選択肢

モーニングセミナーは朝7時から。

早起きが得意な方には良いのですが、「朝は難しい」という声も多く聞きます。家族の朝食準備、子どもの送り出し、週明けの準備…。平日朝は何かと忙しいものです。

湯島倫理法人会の倫理経営講演会は日曜日の午後14時から。

週末の時間を使えるので、予定を調整しやすいのではないでしょうか。ご家族との時間も大切にしながら、自分自身の学びの時間も確保できます。

会場は全国家電会館。都心の便利な立地です。

「まずは倫理経営講演会から」という選択

いきなりモーニングセミナーに参加するのは、少しハードルが高い。

そう感じるのは、とても自然なことです。「毎週通えるだろうか」「どんな雰囲気なんだろう」。そんな不安を持つのは当然でしょう。

だからこそ、年に一度の倫理経営講演会が良い入り口になります。

「まずは様子を見てみよう」。その気持ちで十分です。

実際に参加された方からは、こんな声が届いています。

「思っていたより親しみやすかった」
「自分の悩みと重なる話が多かった」
「また来たいと思った」

倫理経営講演会で雰囲気を体感してから、モーニングセミナーに参加される方も多くいらっしゃいます。ご自分のペースで、関わり方を選んでいただければと思います。

倫理経営講演会で得られる3つのもの

参加することで何が得られるのか。

それは単なる知識ではありません。もっと深い、心に響く体験です。

1. 実践的なヒント

第一部で語られるのは、実際に現場で起きたこと。

業績不振で眠れない夜を過ごした話。社員との衝突で悩んだ日々。家庭との両立で苦しんだ時期。そして、それをどう乗り越えたか。

教科書には載っていない、生々しい体験です。

「この話、まるで自分のことだ」

そう感じる瞬間があるかもしれません。同じ壁にぶつかり、それを乗り越えた人の言葉には、どんな本にも書かれていない実践的なヒントが詰まっています。

第二部の専門講師による講演で、そのヒントに理論的な裏付けが加わります。だから、「明日から実践してみよう」という具体的な行動につながるのです。

2. 同じ悩みを持つ仲間との出会い

中小企業のトップは、孤独です。

従業員の給料を払えるだろうか。この判断は正しいのだろうか。でも、社員には弱音を吐けない。家族にも心配をかけたくない。

その重圧を、一人で背負っていませんか。

倫理経営講演会では、同じように悩み、同じように奮闘している人たちと出会えます。

業種は違っても、年齢が離れていても、「より良い経営をしたい」という思いは共通しています。だから、話すうちに自然と心が開いていく。

「自分だけじゃないんだ」

その気づきが、明日への活力になります。

終了後の懇親会では、講師や他の方々と直接話せます。ここで生まれるつながりが、経営の道を支える財産になることも少なくありません。

3. 前に進む勇気

倫理経営講演会で語られるのは、成功物語だけではありません。

むしろ、失敗の話。挫折の話。恥ずかしい過去の話。

でも、それを乗り越えてきた人がいる。その姿を見ることで、勇気が湧いてきます。

「自分も、もう少し頑張ってみよう」

一人で悩んでいると、出口が見えなくなります。でも、同じ道を歩んできた仲間がいると知るだけで、景色が変わります。

知識を得る場でもあり、心の支えを見つける場でもある。それが倫理経営講演会です。

もし少しでも興味を持たれたら、一度足を運んでみませんか。

湯島倫理法人会 倫理経営講演会のご案内

ここからは、具体的な開催情報です。

湯島倫理法人会では、2026年2月1日(日)に倫理経営講演会を開催します。

テーマは「企業は人なり ― 経営者が変われば会社は変わる ―」。

お忙しい中とは思いますが、少しお時間をいただけましたら幸いです。

開催日時・会場

日時
2026年2月1日(日) 14:00開始

会場
全国家電会館 5階

プログラム

第一部：事業体験報告
登壇者：市川伊知郎様（長野県倫理法人会副会長）

第二部：講演
講師：松尾隆徳様（一般社団法人倫理研究所 法人局参事・名誉法人アドバイザー）

終了後：懇親会

参加費・服装

参加費
2,000円（会員・非会員とも同額）(懇親会は別途)

服装
ビジネスカジュアル（スーツでなくても構いません）

気軽にお越しください。

お申し込み方法

詳細およびお申し込みは、以下のイベントページをご覧ください。

倫理経営講演会 特設ページ
https://yushima-rinri.jp/20260201-rinkei/

事前にお申し込みいただくと、当日の受付がスムーズです。

もちろん当日参加も可能ですが、できれば前もってご連絡いただけると助かります。

皆様とお会いできることを、楽しみにしております。