「約束を破るのは駄目ですよね。打つ手は無限だから、必ずできるからやってごらん」

この一言が、すべてを変える転機となりました。後継者倫理塾での学びを通じて、亡き父への想いと向き合い、真の実践とは何かを見つめ直された瀧倉修氏の体験談。あなたは人生の困難に直面した時、何を支えに前進していますか?

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講師プロフィール

株式会社TAKIARTしょこらアミューズメント 代表取締役 瀧倉修氏。徳島生まれながら東京で育ち、故郷の和三盆を使った独自のチョコレート事業を展開。17歳で父を亡くした経験を持ちながらも、父から受け継いだ想いを胸に、現在は徳島と東京の両方を故郷として事業に取り組まれています。

「わかったつもり」から「本当の実践」への目覚め

瀧倉氏は2021年に湯島倫理法人会へ入会後、故郷徳島での出店を果たされました。しかし、経営者としての未熟さから人間関係のトラブルが続き、ついに一人で店舗運営を担う状況に。そんな中、松本前会長からの勧めで後継者倫理塾の門を叩かれました。

「10ヶ月間、一生懸命やっているつもり、わかったつもりということをすごく気づかされました」

塾では万人幸福のしおり第13条「本を忘れず、末を乱さず」を胸に様々な課題に取り組んでおられましたが、終盤での発表では「一体何をやってきたのか」と運営の方々に叱られたとのこと。私たちも日々の実践において、同じように「つもり」になってしまうことがあるのではないでしょうか。

諦めかけた時の「約束」の重み

事業の困難が重なり、瀧倉氏は塾を休むことを申し出られました。しかし、小池運営委員長と澤田塾長から突き返されたのです。

「先約優先だよね。塾との約束をしたよね。その約束を破るというのは駄目だよね。打つ手は無限だから、必ずできるからやってごらん」

この言葉に、瀧倉氏は約束をおろそかにしていた自分自身にハッとされたといいます。売り場の手配に奔走しながらも、最後まで塾に通い抜かれました。目先の理由で本当に大切なことを後回しにしてしまう-私たちの日常にも通じる深い気づきがありました。

25年ぶりの父との対話

塾の最終局面で、武田運営副委員長から「お父さんに手紙を書いてみたら」と提案されました。瀧倉氏は17歳の時に父を亡くされ、長い間、心の中に壁を作っておられたのです。

毎日父への手紙を書く中で、寡黙で冷たく映っていた父親の背中が、家族を守るために必死に働く「確かな情熱」であったことに気づかれました。夜遅くまで働き、日曜日も書類を広げていた父の姿が、プロフェッショナルとして誇らしい存在として蘇ってきたのです。

仕事よりも大切な「向き合う」こと

澤田塾長からの印象的な言葉がありました。

「塾よりも仕事を優先してるんだよね。事業もそのままでいったら、全部中途半端で終わると思うよ」

瀧倉氏はこの指摘を通して、目先の1日2日の理由で、自分自身の深い部分と向き合うことを後回しにしていたことに気づかれました。倫理の学びを実践に活かすとは、まさにこの向き合い方そのものだったのです。

二つの故郷への想い

現在、瀧倉氏は徳島と東京の両方を大切な故郷として捉えておられます。父が生まれ、自分も生まれた徳島。そして父が仕事で挑戦し、自分がチョコレート事業をスタートした東京。

「父が亡くなったその年齢に近づいて、これから父親と同じ前を向いて、一緒に並んで歩んでいく。そのことに今までとは違う誇りを持って意思を持って歩んでまいります」

この決意の言葉からは、父への感謝と未来への強い意志が感じられました。

まとめ

瀧倉修氏の体験談から、真の実践とは「わかったつもり」を手放し、自分自身の深い部分と向き合うことの大切さを学ばせていただきました。約束を守り抜くこと、亡き人との対話を通じて得られる気づき、そして目先の理由ではなく本質と向き合う勇気。

私たちも日々の実践において、瀧倉氏のように「本当の向き合い方」を大切にしていきたいものです。湯島倫理法人会のモーニングセミナーでは、このような心に響く体験談を毎週お聞きいただけます。ぜひお気軽にお越しください。

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