8月11日、当日が誕生日ということでバースデー講話となった田代さん。湯島倫理法人会で事務長を務めながら、ご主人との会社を昨年立ち上げられた行動力ある経営者です。「役は人を成長させる」という確信を込めて、倫理法人会でのお役を通して成長した5年間の体験を振り返ってくださいました。あなたは新しい役割に挑戦することを、どのように捉えているでしょうか?
講師プロフィール
合同会社ヴェルデ 代表社員・湯島倫理法人会 事務長 田代昌代氏
2016年11月に湯島倫理法人会に入会。朝が苦手で体が弱いと思っていた自分が、毎週通ううちに元気になったことを実感。受付から始まり、専任幹事代行、副専任幹事、副事務長、事務長と様々な役を経験し、現在は合同会社ヴェルデの代表として新たな挑戦を続けておられます。
後ろから見た会場の空気 ~専任幹事代行への挑戦~
令和4年度、今井前会長のもとで監査を務めていた田代さんに大きな転機が訪れました。専任幹事が不在となった時期、入会以来受付で会を支えてきた田代さんは、後ろの席から見える会場の空気感を敏感に察知していたといいます。
「専任幹事不在のモーニングセミナーを見ていると、空気が薄いと感じました」と振り返る田代さん。経験者だけで何とか回している状況に、本来の学びの場としての活気が失われていることを感じ取っておられました。
そんな中、松尾副地区長から 副専任幹事として 専任幹事代行の依頼が舞い込みます。「私では力不足だろうなと思いつつも、大好きな湯島が本当に危機だと感じたので、お引き受けすることにしました」。令和4年3月から8月までの半年間、専任幹事代行として会を支えることになったこの決断が、田代さんの大きな成長の始まりとなったのではないでしょうか。
隣の会へお役を学びに通う
専任幹事代行を引き受けたものの、前任者からの引き継ぎもなく、研修もない状況。そこで田代さんが取った行動は、お隣の文京区倫理法人会のモーニングセミナーに毎週通って学ぶことでした。
「専任幹事がどんな動きをしているかを一生懸命見させていただきました」と謙虚に語る田代さん。現場で実際の動きを観察し、自分なりに会の運営を学んでいく姿勢に、学び続ける人の真摯さが表れています。
この体験から「役が人を作る」ということを実感されたそうです。立場が変わることで見える景色が変わり、意識も変わる。私たちも新しい役割を恐れずに、成長の機会として捉えることができるかもしれません。

家庭での実践 ~ご主人との関係改善~
事務長になってからは、家庭での書類作業が増え、ご主人との関係にも影響が出るようになりました。しかし田代さんは、この状況を改善の機会と捉え、真剣に向き合うことを決意されます。
毎朝のハグという実践を始められた田代さん。最初はギスギスしていた関係が、今では驚くほど柔らかくなったといいます。田代さんが「今期で事務長終わりだよ」と伝えると、ご主人は「ふ〜ん」と言いながらも、どこか嬉しそうな表情を見せてくれたそうです。
倫理の学びを家庭で実践することで、夫婦関係にも大きな変化をもたらす。この体験は、私たちにとっても身近な実践のヒントとなるのではないでしょうか。
印象深いエピソード ~→設立15周年記念講演会での経験~
田代さんの5年間を振り返ると、令和3年度の設立15周年記念講演会実行委員としての体験も大きな節目でした。実行委員長の松尾さん(現大江戸地区長)のもとで、上野の東天紅という大きな会場で記念講演会を成功させた経験は、その後の役職への心構えを育ててくれたといいます。
「大きなイベントの一端に携われたのはすごく楽しかったし、松尾さんの働きぶりからも刺激を受けました」と振り返る田代さん。この体験が、後の専任幹事代行時代の基盤となっていたのかもしれません。

朝礼コンテストでの団結 ~みんなで掴んだ優勝~
令和4年度、専任幹事代行として活動していた田代さん。この年の印象深いエピソードとして、東京都倫理法人会 設立40周年の朝礼コンテストでの優勝体験を教えていただきました。朝礼委員長経験者である栗田 一希さんの「絶対湯島優勝する」という言葉から始まった猛特訓。
土曜日も日曜日も出てきての練習を重ね、地区を勝ち抜き、品川区倫理法人会との同点決勝を経て第2ブロックでも勝利。そして都大会での優勝という快挙を成し遂げられました。「その過程で出場メンバーの役職者が結束していきまとまっていった。会員の皆さんも応援してくれて会の一体感が生まれた。」という言葉からは、組織の力強い結束力が伝わってきます。
一人ひとりの努力が集まって大きな成果を生む。これこそが倫理法人会の醍醐味かもしれません。
副専任幹事として楽しんだ一年 ~専任幹事を支える立場で~
令和5年度、松本さんが専任幹事を務める中で副専任幹事として活動された田代さん。専任幹事代行の経験があったからこそ、「松本さんが何をして欲しいかもある程度わかって、役を本当に楽しめた」と振り返っておられます。
前年の朝礼コンテスト優勝の余韻も残る中、今度は支える側としての喜びを感じられた一年。経験を重ねることで、より効果的に会を支えることができるようになった。そんな成長を実感された一年だったのではないでしょうか

事務長として支えた会の安定
令和6年度から2年間、松本会長のもとで事務長職を務めてこられた田代さん。会費の滞納ゼロを継続し、会の運営基盤をしっかりと支えてこられました。「地味に忙しい」事務長の仕事を、「大変だと捉えるか、会を支える大事な役割ある仕事だと捉えるかで、苦行になるか喜んで働くことになるかが分かれる」と語る田代さん。
同じ仕事でも、捉え方次第で意味が変わってくる。これは私たちの日常の仕事においても大切な視点ではないでしょうか。
田代さんからのメッセージ ~役を喜んで受けてほしい~

最後に田代さんは、会員の皆さんへ力強いメッセージを送ってくださいました。
「本当に役は受けた方がいいですよ。同じ会に通っていて、役を受けた時の学びの深さが本当に違うんです。確かに重責もありますが、この重責の分だけ学びはすごく大きい」
人生の節目を迎えても、なお新しい挑戦を続ける田代昌代さん。合同会社ヴェルデの代表として、そして湯島倫理法人会で培った学びを活かして、これからも歩み続けておられます。
私たちも田代さんのように、新しい役割を成長の機会として前向きに捉え、共に学ばせていただきましょう。湯島倫理法人会モーニングセミナーでは、毎週月曜日午前7時から、このような貴重な学びの場をご用意しております。ぜひ一度、足をお運びください。
湯島倫理法人会では、あなたも新しい自分に出会えます。
家庭での実践も含め、人生を豊かにする学びがここにあります。
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